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職務経歴書は会社ごとに書き替えるのが当たり前?知っておくべきその理由

職務経歴書の書き方

目次

  1. 職務経歴書を書き換える必要がないと思ってしまう理由
  2. 職務経歴書を会社ごとに書き替えるべき理由
  3. 職務経歴書を会社ごとに書き替えるべき項目3つ
  4. 会社ごとに書き替えた職務経歴書で書類突破を当たり前にしよう!

職務経歴書を書き換える必要がないと思ってしまう理由

まずは、職務経歴書を書き替える必要がないと思ってしまう理由を、3つまとめてご紹介します。

 

応募する度に職務経歴書を書くのが面倒だから

冒頭にも挙げた、面倒という理由は誰しも感じたことがあるものではないでしょうか。転職活動を行うときは、受ける先をよほど絞り込んでいる場合を除いて10~30社程度には応募書類を送ることになります。その分を書くとなると非常に手間がかかりますし、手書きを要望された場合はより多くの時間を割く必要が出てきます。そのため、面倒と感じてしまうのも無理はないといえるでしょう。

 

今までしてきたことや経歴が変わるわけではないから

面倒というだけの理由では、職務経歴書を書き替えないと決める人はいないかもしれません。しかし、面倒だと感じていることに加えて、「今までしてきたことや経歴が変わるわけではないから」と感じていれば、書き替えないという選択をすることもあるでしょう。

 

どこを書き替える必要があるのかわからない

さらに書き替えないプラスの理由として、「どこを書き替える必要があるのかわからない」という人もいるでしょう。何をどう書き替えれば会社ごとにカスタマイズした職務経歴書になるのかがわからないと、書き替えない選択肢を選ぶ人も多くなるでしょう。

では、なぜ職務経歴書を会社ごとに書き替える必要があるのか、次の章で具体的にご紹介します。

 

職務経歴書を会社ごとに書き替えるべき理由

職務経歴書を会社ごとに書き替えるべき理由としては3つあります。

 

会社が求めていることは会社ごとに違うため

まずは同じ業界であっても、会社が求めていることは会社ごとに違うということを理解しましょう。例えば、転職者で同じ業界・職種に転職しようと考えている人は皆同じ理由で転職すると思いますか?こう考えると違うとわかる人も多いでしょうが、対会社となるとどの会社が求める人材も同じに見えてしまうもの。

しかし、同業界・同規模・同職種を募集している会社であっても、会社としての戦略が違いますから、当然求める人材も変わってきます。求める人材が違うのであれば、あなたが職務経歴書で主張すべきポイントも会社ごとに変わってくるということです。

 

その会社に宛てたことが伝わるため

2つ目の理由としては、その会社に宛てた職務経歴書であることが伝わるためです。職務経歴書は、単なる職歴をまとめた書類ではありません。「その職歴を通じてどのような能力を身につけてきたのか」、「その会社で能力をどう発揮するのか」という点を伝え、その会社にとって「あなたを採用するメリットが大きい」と感じさせる必要があります。

使いまわしの職務経歴書の場合、使いまわしであることはひと目でわかります。使いまわしの職務経歴書を送ってきた=志望度合いが低い、と判断されてしまっても仕方ないといえるでしょう。そうならないためにも、「あなたの会社が求めている人材を把握した上で、このような能力を活かして働けると伝えたい」、「私を採用するメリットは◯◯を実現できること」など、会社ごとにカスタマイズした内容を含んだ職務経歴書を作成する必要があるのです。

 

同じ内容でも書き方ひとつで印象が変わるため

職務経歴書を書き替えない理由として先に挙げた、「今までしてきたことや経歴が変わるわけではないから」という点。確かに過去の事実を書き替えるわけではありませんから、その意味ではこの主張は正しいといえます。しかし、職務経歴書を書き替えない理由としてはふさわしくありません。

なぜかというと、同じ内容であっても書き方ひとつで相手に与える印象が大きく変わるためです。例えば、同じマーケティング職を募集していたとしましょう。経歴としてはCMのクリエイティブディレクションと、SNSマーケティングの経験がある人だとします。

企業Aは今までのWeb戦略がうまくいっておらず、伸び悩んでいて今後SNSを強化したいと考えています。その場合、職務経歴書にマーケティング職で経験した経歴としてCMのクリエイティブディレクションとSNSマーケティングと書いてあるだけでなく、SNSマーケティングについてどのようなプロセスで成功したのか、何年程度の経験があるのか、商材は何かなどについて書かれている方が企業Aにとって魅力的に映るのではないでしょうか。

こういった細かい部分を書き替え、調整していくことでその会社に応じた職務経歴書が出来上がるのです。

 

職務経歴書を会社ごとに書き替えるべき項目3つ

職務経歴書を書き替えようと思っても、具体的にどこを書き替えればいいのか迷ってしまう人も多いでしょう。できれば全部書き替えるのが理想的ですが、書き替えるべき項目3つをご紹介します。

 

職歴要約・詳細

まずは職歴要約という職務経歴書のトップにくる部分と、職歴を各会社ごとにまとめた職歴詳細の部分です。企業側が職務経歴書を見るときは、まず職歴要約部分でその人の「何ができる人なのか」、「どんな経験を積んできて、自社ではどの分野で活躍してくれそうか」ということを見ます。

そのため、この部分を求める人物像に合わせて書き替えておくことが重要です。どの経験をピックアップすべきかは求める人物像に載っていますし、企業研究をしていればどの分野に力を入れたいと思っているのかはわかるはず。もしこの時点でわからないなら、改めて募集背景などの求人内容、企業理念やIR(財務情報)などを見て、求める人物像の設定を行ってから書きましょう。

職歴詳細でも同様に、ピックアップすべき能力に対しては成果を上げたプロセス・成果を上げられた理由や、工夫・クライアントからの反響などを細かく書いてください。それ以外の経歴に関しては、箇条書きにまとめておくなどメリハリをつけて書きましょう。

 

活かせる経験・資格・スキル

活かせる経験・資格・スキルの部分では、具体的に今回募集する目的に合致する経験をピックアップして、「プロジェクト単位であれば何名のプロジェクトだったのか」、「どの部分を担当したのか」、「その結果どのような成果が得られたのか」などを書き、魅力的に映るように書き替えてください。

そして、それ以外のあまり有利にならない資格・スキルに関しては削除することも検討するなど、相手にとって見やすく作ることも忘れないようにしましょう。資格やスキルについても、今回募集する目的に沿ったものを一番に挙げ、資格やスキルのレベルを(◯年使用、◯◯レベル)など見ただけでわかるようにする工夫が必要です。

 

自己PR

書き替える項目、最後の1つは自己PRです。その会社が求める人物像が持つ長所やスキル・経験を把握した上で、その要素を盛り込んだ自己PR文を作りましょう。要素ごとに見出しをつけて書くと、見やすくなります。数ある要素の中でも優先順位の高いと思われるもの、そして自分の実績が突出しているものなどを選ぶと、よりよい職務経歴書が出来上がります。

ただ「こんなことを心がけた」と書くだけでなく、数値で何がどのくらい改善したのか、比較対象も書いてアピールしましょう。相手がイメージしやすくなるような工夫が、重要です。

 

会社ごとに書き替えた職務経歴書で書類突破を当たり前にしよう!

会社ごとに書き替えるのが当たり前ともいわれる職務経歴書ですが、改めて書き替えるべき理由を知り、職務経歴書の押さえるべきポイントがわかったという人も多いのではないでしょうか。具体的に書き替えるべき項目を理解すれば、効率よく書き替えを進められるはずです。

また、職務経歴書は「自分が伝えたいことを伝えるのではなく、相手が欲しい情報をいかにわかりやすく伝えるか」を意識することが重要です。今回の記事を参考にして、書類選考通過を当たり前にしていきましょう。

 

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